摂食嚥下とは、食べ物を認識してから口に運び、取り込んで咀嚼して飲み込むことを意味します。
「嚥下」は口の中の物を飲み込み、胃に送ることを意味し、食べることを意味するときには「摂食」といいます。
飲み込むことだけが障害されることを「嚥下障害」、食べ物の認知、口への取り込み、咀嚼、食塊形成などを伴って飲み込むことが障害されることを「摂食嚥下障害」といいます。
摂食嚥下障害は、脳血管障害(脳梗塞など)による麻痺や、神経、筋疾患、また加齢による筋力の低下などにより発現する症状です。
摂食嚥下障害の原因疾患のうち約40%が脳卒中と言われています。
脳卒中に罹患した患者さまのうち急性期には約30%の誤嚥が認められ、慢性期まで誤嚥が残存するのは全体の約5%程度と言われていますが、けして少ないわけではなく、日本では年間約40万人脳卒中が発症していると推測されるので、毎年約2万人の摂食嚥下障害の患者さまが新たに生じていることになります。
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